そろそろ「積ん読」「積みゲー」を消化する方法を提案していく

どうも、手のひらを柔軟にひっくり返すことを得意としている23歳、Yadomi(@yadomin_)です。

 

昨今、『Steam』や、『PS Store』『PLAYISM』などのゲーム配信プラットフォーム、書籍では『Kindle』をはじめとする電子書籍等、大手プラットフォームによるダウンロード販売のシェアは年々増加しています。

その恩恵として、我々は商業、同人問わず手軽に本やゲームを買って楽しむことができるようになっています。

 

 

これらプラットフォームは、Steamでは季節ごとの大きな「セール」、PS Storeでは有料会員限定のフリープレイ特典、Kindleではamazonプライム加入者に対するkindle unlimitedの読み放題キャンペーンなど、時たま大きな付加価値を持たせることによってユーザーの購入意欲を刺激します。

消費者側としても無料か、安く手に入るのは嬉しいのでついつい購入してしまいます。

 

しかし、それは「娯楽」が飽和した現代社会に、明治以前から存在していた「概念」を顕在化させる要因となってしまいました。

 

※以下の項では積ん読の歴史やメカニズムを紐解いていきますので、俺は解決法が知りたいんじゃい!というせっかちな方は目次から読み飛ばしていただけますと幸いです。

 

 

人はなぜ『娯楽』を消費できなくなるのか

テーブルの上で読まれるのを待っている本、封を切ったものの棚にしまいっぱなしのゲーム、買ったはいいもののkindleライブラリの中に放置している本…

今の時代、大なり小なりそうした存在を抱えている人は多いかと思います。それほど世間には楽しめるもので溢れていると言えば聞こえは良いですが、やはり買ったからには「消化」してしまいたい所。

ちなみにおれの「Steam」ライブラリにある未クリアのゲームはこの間30本を越えました。購入したうちの実に半数近くのタイトルはまともにプレイしていない計算になります。

 

では、「積ん読」発生のメカニズムを探る前に、「積ん読」の歴史を紐解いてみましょう。『積みゲー』という言葉は元々は『積ん読』の派生から生まれた言葉ですので、今回は『積ん読』に関して調べます。

 

「積ん読」の歴史と意味

「《積んでおく意に読書の「どく」をかけたしゃれ》書物を買っても積み重ねておくだけで、少しも読まないこと」

出典:goo辞書

 

実のところ、積ん読の起源は冒頭で述べた通り明治時代にまで遡り(この頃の娯楽は本が中心だったそうです)、この頃には既に用語として広く使われていたようです。「少しも」読まないという解説が積ん読の何たるかを表しています。

また、複数のWeb辞書がこの言葉について異なった見解を述べていますので、せっかくですから比較してみましょう。

 

積読【つんどく】
買っても机の上などに積んでいるだけで読んでいない本・新聞・雑誌等のこと。積ん読とも表記。
読書家なら必ず持っているもの。本は腐らないから出会いは一期一会だから今読まなくても、ぜったい読むからなどと自分に言い訳する頃には、数百冊単位の積読を抱えている場合が多い。

(出展・はてなキーワード

 

積読とは、本を購入して読まずに積んでおくこと。

【年代】 明治時代~   【種類】 合成語

積読とは本を買うだけ買って読まずに積んだままにしておくことで、「積んでおく」と「読書」をかけた駄洒落的な合成語である。
読書が家庭における娯楽の中心であった明治時代に普及したこの言葉、読書離れが原因なのか現代ではあまり耳にしなくなったが、学生がヤル気満々で大量に購入した問題集を机の上や本棚に置いたままにしたり、ブログやテキスト系WEBサイトを「いつか読もう」とお気に入り登録し、そんなブックマークでお気に入りがいっぱいになった状態など現代でも積読は存在する。

(出典・日本語俗語辞書

 

いずれも実体験であろう皮肉交じりの言い回しが、なんともいえない哀愁を誘う解説ですね。「積ん読」と「積読」で若干の表記ゆれは存在しますが、元々カジュアルな俗語ですし、どちらが正しいかは個人に委ねられる部分かと思います。

ただ、ひとつ共通しているのは「時代や人が変わっても積ん読をするやつは未来永劫存在し続ける」ということでしょうか。非常に安心しました。

 

では、そもそもなぜ人はゲームや本を「積んでしまう」のか?そのメカニズムを探りましょう。

 

『積みゲー』『積ん読』の原因は?発生のメカニズムを紐解く

古来より、人の内には「所有欲」という概念が存在します。

 

 

「所有欲」とは、何か物を「得る」ことで満たされる欲のこと。

近年はミニマルな生き方が持て囃されている中、これに真っ向から歯向かうものがこの「欲」です。

とりあえず買って棚に並べるだけで満たされてしまうこの欲は、経済を回し、社会を豊かにするという効能がありますが、同時に財布の紐がユルユルになるという欠点も持ち合わせています。

ちなみにおれはこの欲求が強めなのか、自宅には本やCDやゲーム、ボードゲーム、果ては同人誌に至るまで所狭しと並べられており、引っ越しのことを考えるだけで亡者と化すという特徴があります。

 

この所有欲が我々を満足させているうちに、「読むのは(エネルギー使うから)また明日にするべ」と読むのを諦めてしまい、いつの間にかホコリを被っている…というのが積んでしまうだいたいの原因となっているようです。

 

積みゲーマー、積み読書家の特徴は

前述した「所有欲」が強い人が多いと思われます。

また、古代の狩猟民族の間では、狩猟した動物の牙や頭骨を装飾品として身に付けたり、自宅に飾ったりすることで自らの力を誇示し、地位を得ていたそうです。ゲーマーや読書家も、本やゲームを溜め込むことでゲーマー、読書家であると周囲に誇示しようという働きが無意識レベルで行われている可能性がありますね。これが「所有欲」の源流とも呼べるかもしれません。

そうした場合、所有していること自体で安心感を得てしまい、その後惰性でコンテンツを消化する傾向にあるというのも特徴の1つです。

 

この所有欲に「時間がない」とか「ミーハー気質」とか「限定品に対する耐性が低い」とか様々な要素が重なった結果、「積む」特徴を備えた人間が出来上がります。

我々は文明人ですから、その溜め込んだ実績に恥じない中身になるべきかもしれません。

 

娯楽を積む人は「収集癖」が強い?

ですが、「収集癖」があるかどうかはまた別の問題である可能性があります。

「収集癖」とは文字通りコレクションすることに美学を感じる生き様のひとつであるため、本を「収集」する場合は文字通り手に入れた時点で満足し、それ以上何かアクションを起こす必要は無いためです。

したがって、「収集」目的で本やゲームを入手している人間は、そもそも「積む」という概念がないかもしれませんね。これは人によるとしか言えませんので、あくまで個人的な仮説ですと保険をかけておきます。

 

『積みゲー』『積ん読』の解決策、消化方法

ようやく本題という冗長さで非常に恐縮ですが、ではもっとも重要な「娯楽を積まないためにはどうすればいいのか?」という点について触れていきましょう。

 

本、ゲーム共通の対策

・無理に読まない、やらない

いきなりの投げっぱなしで言葉もありませんが、「楽しむ」ための娯楽を、無理をしてまで楽しむ必要はどこにもありません。

娯楽は楽しむ気持ちがあってこそですからいつか読みたくなる、プレイしたくなるときまで忘れておきましょう。

 

・厳選する

一ヶ月間読まなかった、やらなかったものは恐らく今後も消化することはないと考えてよいでしょう。

より好きなコンテンツだけを部屋に残し、残りは我慢して捨ててしまうというのは間違いなく賢い選択であるといえます。

 

・1日10分だけ消化活動をする

新しいことを始める時は1日10分間だけ取り組むと良いと言われていますが、それと同じことを積ん読、積みゲーに対しても行います。

1日10分間だけに絞ることで取り組み初めのエネルギーを極力軽減し、無理なく続けられるようにします。

また、10分間でストップすることで中途半端な状態で終了し、結果的に「続きがやりたい」と思うようになりますから、そうなった時は一気に消化するチャンスとなります。

 

・まだ読んでいない本、プレイしていないゲームをリスト化する

とりあえず積んでいるやつを片っ端から書き出してリスト化しましょう。消化するのにどれくらい時間がかかるのかも併記しておくとベストです。

消化できていないコンテンツを「視覚化」することで、「あとどの程度残ってんだよ!」という精神的負担を軽減させることができます。

 

・取り組み予定表を作成する

上記リストを作成したら、自分の自由な時間がどの程度あるかをチェック。その空き時間に消化する物のリストを作成しましょう。

リストは自分の見やすい形式でかまいませんが、スケジュール帳的に時間もキッチリ定めておくと良いでしょう。

 

積ん読の対策

・前書きを読まない

目次や前書きは読み飛ばしてさっさと本文から読み始めましょう。そうすることでしっかりと本の内容から頭にいれることができます。

 

・カフェや図書館で読む

思い切って外に飛び出しましょう。家だとネットサーフィンで時間が潰れてしまいます。普段はカフェや図書館で仕事をしているという方は、行ったことの無いカフェや図書館に赴くと結構読めます。

 

積みゲーの対策

・オンライン要素や対人(PvP)要素は考慮しない

近年はインディーズタイトルだろうがオンラインマルチプレイ対応が当たり前という風潮が出来つつありますが、その気になれば何百時間でも遊べてしまうオンラインコンテンツをいちいち考慮していては時間がいくら合っても足りないので、積みゲーを消化する際は一旦全部忘れて、オフライン要素だけを楽しみましょう。

 

・Steamライブラリ内で一生遊ばなさそうなゲームは削除する

フレンドからギフトされたり、80%~90%OFFだからとつい買ってしまったりと、スチーマーを続けているとそこまで欲しくなかったゲームがライブラリに鎮座することは往々にしてありますが、それらは一旦全部削除してしまいましょう。どうせやりません。

 

 

 

さて、あなたの「積み」はいくつでしょうか。

「積みゲー」「積ん読」自体は勿体無いことです。購入すること自体ではもちろん業界に貢献はしているものの、製作者もどうせ買うなら読んで、プレイして欲しいと思っているはずです。ただ、多少なりともあなたがそのコンテンツに興味を持ったことは事実ですから、その好奇心は忘れないようにしていきたいものです。

この記事がきっかけであなたの部屋でホコリを被っている本やゲームをひとつでも救出出来るのなら、それに優る喜びはありません。

 

じゃあ、いい感じに締めた所でおれは積んだゲームの消化してきます。