改めて伝えたい、「コミュニケーションツール」ではないテーブルゲームの魅力

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遊びに行っていたコミュニティにしばらく顔を出さなかったらいつの間にか死んだことにされていた男、Yadomi(@yadomin_)です。

 

ところで最近、「テーブルゲーム(ボードゲーム、テーブルゲーム)はコミュニケーションツールか否か」という話を耳にしたので、おれも適当にまとまらない考察を落としてみます。

この「考察を落とす」って言い方、よく人狼で使われるんですが結構賢そうにみえるのですきです。

 

テーブルゲームはコミュニケーションを活性化させる

確かに、「テーブルゲームはコミュニケーションツールである」とはよく聞きますし、おれも実際その路線でボードゲームをはじめとするアナログゲームをもっと広めていこうと考えています。

ただ、「テーブルゲーム=コミュニケーションツール」と結論付けるまでには、いろんな過程が存在することをもう少し知っておくべきではないか、とも思います。

 

「コミュニケーションツール」ってそもそも何ぞや

では「コミュニケーションツール」とは何かを確認しておきましょう。

 

さて、日本は同一民族国家のため、出過ぎる杭はぶっ叩かれるという特徴があり、基本的に初対面の人間とのコミュニケーションは相手の気持ちを慮り、出過ぎた真似は慎むのがエレガントとされています。

しかし、コミュニケーションにおける過度な相手への思いやりは気持ちの停滞を生み、お互い間合いを計りながら、攻めるか待つかと出方を伺っている時と同じ緊張感を味わうことがあります。

 

ちなみにおれはあまり親しくない相手と話をする時、基本的にゲームの話しかできないため「モンハン」や「FF」「ドラクエ」で軽めの牽制を打って相手の興味の程度を伺いながら、徐々に自分のテリトリーへ持ち込んでいくという追い込み漁式コミュニケーションを採用していました。

 

 

▲健全な対人コミュニケーションには高度な「間合い管理」が要求されます

 

しかしながら、そういった「間合い管理」を徹底するのは少々厳しいものがあります。

何も考えず相手の懐に飛び込んだ結果、辛辣な言葉を「置かれて」しまったり、相手の見切りにくい言葉の対応が遅れ、自分の中の対応パターンが「崩され」、相手の会話についていけなくなったり。

 

そういった状況下において、共通の話題を生みだしコミュニケーションを活性化させるのが「コミュニケーションツール」の役割といえるでしょう。

 

「コミュニケーションツール」は、無から会話を生み出すものではないという考え

ただ勘違いしてはいけないのが、テーブルゲームをはじめとするコミュニケーションツールは、無から有を生み出さないということです。スポーツやゲームはあくまでコミュニケーションを手助けするための手段です。

初対面同士が無言のままバッグからボドゲをスッ…と取り出し、そのまま遊び始めるなどという近寄りがたい光景が繰り広げられている所をおれは未だ目にしたことがありません。

 

「会話」ではなく「対話」ができる

テーブルゲームは、確かにコミュニケーションツールとしての側面も持ちますが、正直な所コミュニケーションが取りたければスポーツや各種レジャーなど、他にいくらでも代替がききます。

では、テーブルゲームが他のコミュニケーションツールと比べて有利な点は何か?

 

それは、手軽に勝ち負けを追求できるという点にあるとおれは思っています。もちろん、「楽しむ」ことは大前提ですが。

 

パーティ系のボードゲームでは多少難しいですが、大抵のボードゲームには大抵明確な勝ち負けが存在しますし、ゲームに参加するプレイヤーは「勝ち負け」にこだわることを大なり小なり求められます。

 

終着点の見えない会話を続けている、いわば味方でも敵でもない状態から、ゲームを開始して一気に「敵」あるいは「味方」に振り切った時、コミュニケーションは一気に活性化します。

そして、その「勝とうとする」意思をむき出しにする時に人の本性は現れます。

 

ストイックに勝ち負けを巡り、知略を巡らせ、火花を散らし、時に協力し合う。

そうした、「会話」だけでは生まれない、人間同士の本能のようなもので「対話」できるのがテーブルゲームの魅力なんじゃないでしょうか。

 

ボドゲの合間に会話しよう

もうちょっと真面目な話をしますが、そうしたお互いが「勝ち」を追求する姿勢はプレイ中には非常に大事です。

ですが、コミュニケーションツールとしてもっと活かすなら、ゲームとゲームの合間にクールタイムを挟みましょう。

 

 

せっかく対面で一緒に遊んでいるんだから、相手の事をもっと知るぐらいの余裕を持ちたいものですね。

プレイ→20分雑談→プレイ→20分雑談→プレイ

ぐらいの感覚で取り組むと良いかもしれません。

 

ボドゲ会で雑談フェーズ(今考えた呼称です)を取り入れている所ってぶっちゃけかなり少なくて、ボドゲカフェなんかでもそうした部分は個々のグループに委ねられてますよね。

カジュアル向けのボドゲ会を企画する際はそうした部分に気を配るのもいいんじゃないかと。

勝ち負けを追求するコミュニケーションを追求するフェーズと、会話を楽しむフェーズのメリハリをつけるといったような感じで。

ていうかそういう会話フェーズを挟むボドゲ会、今度やってみたいですね。

 

 

では、オチなどという気の利いたものは当blogにはありませんが、『ゲーマーズ畑。』はゲームで遊んで生きていきたい人を応援しています。